自浄作用のない日本はもう自力では良くならない
日本はずっと前から外圧に弱いと言われている。時代は内外ともに平等に時間というスケールで与えられている。ビジネスで成功するも失敗するも、それは発端と経過、評価、そして結果がその都度出てくる
でも日本はとかく昭和をずっと続けている印象しかない
最近はある芸能人に関する問題がようやくその関連企業のトップの会見もあったのに、その状態に不満を持つところからの追求もあって、ダラダラとまた時間が過ぎていっている。でもこれも株主、それも外圧によるものだ。外圧にしか今の日本を変えられない、その繰り返し
昨年も芸能界に激震があったものの、それも外圧によるものだった。BBCがそれを映像で世界中に紹介し、日本はその外圧に伴って動きがようやくあった。
最近の話題も同じで外圧からの指摘で社長の会見、でもその会見は制限もあり、さらに海外の株主からの指摘もあって日々その対応に追われている
スポンサーも独自に判断できないようで、どこかが広告を停止してようやく他も動いたという印象しかない。そう独自に海外からの指摘もなかったら、結局どうなっていたのかというところだ
なぜもこうも企業はこれだけグローバル化になって20年以上もたっているのに、この海外の株主のように指摘もしなかったし、スポンサーをさっさと停止するということもなかった
つまり周りに合わせてやめていっているというどちらかというとそういう情報に対しての初動、反応、判断、決断、行動が慣れていないのか、周りに合わせる傾向がある
そうすでにアメリカでは大統領も変わって変わった当日に大統領令もいくつもサインし、また国民には毎日の新聞は面白くなると言うだけの行動力もある
でも日本の一連のいやいろいろな問題に対しての行動がほとんどない、見えない
これだけネットで指摘もあっても、その声も届くはずもなく、さらにデモもストライキもないのだから、昭和で構築したやり方をただただ守っているだけに過ぎない
遺憾に思う
この言い方もここ数年の傾向であり、それを言えばすべて丸く収まっている
事務方の問題、自分には関係ない、忘れた、辞任することは考えていない
など一連の言い回しもここ5年以上続いている文句であり、これまではそこで終わっていた
でもそこに外圧、外からの指摘があれば何か経験もないのか、企業という組織、あるいは政党という組織、相当な関係者もいるのに、対応できない。
でも外圧には弱いのか対応せざるを得ないし、ある程度その指摘した個人や組織が満足するまでは改善をしなければならない
そう、やはり外圧がないと今の日本は変わらないとも言えるだろう
今回の放送局の例では株主の立場で物言う株主、以前にもそういうフレーズもあったものの、株主総会ですらシャンシャンと株主の声も否決する傾向もあった。それも外圧がないからなのか?
政治も外圧あるいは国民のデモやストライキがないから変わらないのか?
そういう意味ではアメリカのやり方はそれこそ民主主義という感じがする。そして世界中の問題を把握し、市民生活を良くするために大統領権限で行政職員も入れ替えするし、民間人も入れていく。
2年あるいは4年ごとの選挙で民意を得る
でも日本ではほとんど毎年のように選挙もあるのに、何も変わらない。首相も日本の未来を描けない、具体的に説明もしない
自浄作用 がやはり日本にはないといえるだろう。
やはり移民も入れて、外からの声も聞いて、議論し、それに参加して、いい方法を見つけ、あるいは衝突があれば、最後は投票で決めていくという本来の民主主義を日本にも取り入れていかないと無理
賃金を上げろと皆はここ数年で言っているけど、結局誰が上げてくれるのか、それがわかっていないようだ
円安をやめてほしい、物価高をやめてほしいとも言わない、それを誰ができるのかもわからない
ただただ今は先の芸能人の問題、すでに示談しているようだけど、企業としての対応のまずさだけが巷で話題になっていて、どこにもあのトランプ大統領のようにいくつも日本のために何かを実施するという政治家の動きもない
ただただこのフジテレビの対応を見守っているだけの日々
やはり日本には問題はないのかもしれない。ただ言えるのは30年前の栄光がなくなり、日本のニュースも海外で取り上げるところもなくなり、普通のその他の国の中に紛れてしまって、自力で復活するということもないという国になってしまったようだ
外圧がないと日本は復興できない
経験がない以上、従来の方法を繰り返し、それで指摘や批判がなければ、それでOKとしてきた、その繰り返しがそもそも問題だったのだろう
すでに1月も終わろうとしているのに、国会も始まるのに、日本の選択肢は自力で衰退するという選択肢しかないようだ
そう、外から、海外から日本を心配してこうしなさいという指摘も提案もないだろう